~その所でわたしは彼女に
そのぶどう畑を与え、
アコル(苦悩)の谷を
望みの門として与える。~ 
(口語訳聖書 ホセア書2章15節)

社会福祉法人ミッドナイトミッションのぞみ会 のぞみ会とは

2025年度の歩みを始めるにあたって
理事長からご挨拶

去る4月1日、辞令交付が行われ、続いて新任職員の研修会が開かれました。これをもって陣容が整い、のぞみ会は新年度の歩みを開始しました。
過ぐる年度の御支援に深く感謝するとともに、新年度に於いても皆様方のお祈りとお支えを心よりお願い申し上げます。

実は機関誌の「望みの門」にも書かせて頂いたのですが、昨年の11月8日に木下ドーラ師が天に召されました。望みの門は創立者を失ったわけです。望みの門は間もなく創立63周年を迎えようとしています。これまでは、たとえ現役を引退したとしても創立者が身近なところで生きていてくれたのですが、これからは創立者後の歴史が始まるのです。

ここで大切なことはいかにして今後も創立者の精神を絶やすことなく、受け継いでゆくかということです。

理事長写真

ドーラ師は弱冠27歳の時荒廃した日本にやってきました。悲惨な状況に陥っていた女性たちの救済のためです。同じ敗戦国の一員でありながら、はるか極東の国日本に渡って来られたのは彼女自身がキリストの愛に捕えられていたからです。そしてそのキリストの愛を日本の人々にも分かち与えることが自分に課せられた使命であると信じたからです。

彼女が創立した望みの門の働きは援助を必要としている人々にこのキリストの愛をもって仕えることでありました。

これが望みの門の創立の精神です。私たちはそのことをはっきりと心に刻み、この姿勢を貫いてゆかねばならないと思います。これは決して容易なことではありません。しかしこのことは望みの門にとっては言わば生命線であります。困難ではあっても何とかこの精神を失うことなく、守り続けてゆくことが出来るよう努めたいと願っています。このためにお祈り頂ければ幸いです。

新年度、皆様方の歩みが祝されるよう祈ります。

2025年4月
理事長 木下 宣世

ミッドナイトミッションのぞみ会は…
2025年に創立63周年を迎えた社会福祉法人です。

ミッドナイトミッションのぞみ会は2025年に創立63周年を迎えた社会福祉法人です。
戦後の混乱期にドイツ人宣教師が夜の街を回り、助けを求める女性たちを保護し生活の場を与えたことから「真夜中の宣教」という意味の「ミッドナイトミッション」が誕生しました。
その後、ドイツにある福祉の街「ベーテル」を目指し、高齢者施設や障害者施設、子どもの施設を設立してきました。
これらの福祉を取り巻く情勢は大きく変化すると言われています。
今後のぞみ会は、地域の皆さまに安心して生活していた
だくためのサービスに特に力を入れ、地域に根差したサービスを提供していきたいと考えております。

ミッドナイトミッションのぞみ会01

ミッドナイトミッションのぞみ会2
ミッドナイトミッションのぞみ会3
ミッドナイトミッションのぞみ会4

望みの門賛歌

望みの門賛歌

(1)仰ぐ空も光り輝き
遥かに浮かぶ富士の山
眺むる嬉しさ今日も又
(2)とりの声目覚めて今日も
生かさるる喜びに
ただ神に祈りて憂いなし
(3)ともに楽しく生きようと
神に愛さる我が生命
喜ぶ心どこまでも