院長あいさつ
このたび、富津市上総湊に心療内科、精神科、児童精神科のクリニックを開設することになりました。
ここ、木下記念学園は、いま最も急を要している虐待や発達障害の児童の治療施設として誕生しました。ここに在籍している児童のためにこのクリニックは開かれるのですが、木下記念学園の母体である望みの門の理念の一つに、「地域に貢献していく」ということがあり、ささやかで小さなクリニックではありますが、外部の皆様にも門戸を開くことにさせて頂きました。
私は、千葉大学附属病院をはじめとして、松戸市立病院、木更津病院などで多くの患者様の診療に携わらせて頂きました。40年近い臨床経験から思うことは、こころの病気は社会の変化、薬の開発とともに変わっていき、新しい病気が次々と出てくるということです。アルツハイマー型認知症でさえ、40年前は珍しい病気でした。うつ病の考え方も大きく変化しました。現在はさらに新しい変化があり、発達障害と複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)の時代となってきたと言えるでしょう。
できる限り新しい知見のもとに皆様の診療にあたらせて頂き、微力ながら地域医療の一端を担えればと願っております。
院長 古関啓二郎 プロフィール
1979年
千葉大学医学部卒業
1984年~1997年
千葉大学医学部精神医学教室助手および講師
1997年
松戸市立病院精神科部長
2007年
木更津病院院長
2017年
木更津病院退職
2018年
望みの門医務監
日本精神神経学会専門医
同 指導医
千葉大学医学部臨床教授